帰り道は遠回りしたくなる 歌詞の意味

「新しい世界へ~行きたい」
というフレーズがあるように、この歌詞の主人公は現在置かれている状況から脱却したいと予想される。
また、題名や歌詞で「帰り道」と度々用いられているように、既に主人公はどこかに到着した後で、その復路、つまりある目標を達成したあとなのだと考えることができる。
主人公は、「過去の道なら~」と考えているのだから、同じことばかり繰り返す日常、目標を更新しない人生に対して「弱虫」と言い切る意志の強さ、厳しさを持った人である。
その主人公が、新しい世界へ進むことを決心した歌であるが、一方で「遠回りしたくなる」気持ちも歌詞の中で描かれている。
向上心のある主人公でさえ、「好きだった…この場所」や「大切な…思い出」を振り切ることに抵抗がある。
それでも、「大事な別れだ~」と語るように、主人公は義務感を背負っている。
知っている人との別れを選んででも、自分の未来を選択する、孤独だが強い歌詞である。

帰り道は遠回りしたくなる 感想

人間はだれしも、同じ環境、同じ立場に固執したい。
変わることは良いことかもしれない、悪いことかもしれない。そうなったときに、悪くなる可能性を恐れて「ならば現状維持でいい」とあきらめてしまいがちだ。仕事でも、人間関係でも、自分自身の成長でも、そういうふうに保守的な態度をとってしまうことは、あまりに多い。
この歌詞の主人公は、それを振り切る強さを持っている。自分の過去に甘えたくなっても「弱虫」と言い切ることができる。
成長する人は、自分自身を絶えず更新することができる人だ。この主人公も、「未来はもっと眩しいかもしれない」と語るように、未来が必ず過去より良くなるとは断言できないにもかかわらず、それでも別れを選択している。こんな決断ができる人になりたいと憧れる人も多いのではないか。